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W650カフェレーサーと部品の製作過程のお話

マサです、
今回のブログはちょっと現実逃避も兼ねてるんで長いですよ、
W650ネタ多いですが今日は正統派カフェレーサーのW650の方です、
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たくみくん車検・構造変更申請完了です、
車検整備完了したら連絡しますね、もうちょっとお時間ください、
で、最近は家でも図面製作、
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ちなみに工場でも図面製作してまして、地味目にやっておりますが、
うちの設備ではできないことのほうが多いのでこうして図面描いて外注様にお願いするのであります、
実際図面描くと変更も多々出てくるので図面に向かう時間も大切です、
設計のエンジニアの方からするとお遊びレベルの事ですが無学な僕にはなかなか頭がオーバーヒート、
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ぼちぼちやっていきますがこーゆうのって不思議なもんで集中力のレベルに段階があって、
フロー状態とか(スポーツの世界ではゾーンとかいうんですが細かいこと話すとハイパー長くなるんで調べてみてください、おもろいので)
やりだしてすぐはピヨピヨです、
15分ぐらいやると集中してきてそっから没頭していく感じらしいです、それがフロー、
ゾーンてゆうのはその中の突出した部分でスポーツはこれが大事なんですが日常生活ではあまり必要ないのでフローの状態が一般的です、没頭して時間があっとゆうま、みたいな、
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一回クラウン挟みます、かっけ!
で、一回集中切れると再度15分かかるらしくて、
ポンコツなんでそう聞いたらそうなっちゃうのが性で、
集中してるときはそっとしといてください笑、
図面、されど図面、人の命乗せて走らすんで、僕もだいぶ神経尖らせて設計してます、
設計なんてえらそーですが設計は設計です、
一回去年の今頃の写真挟みます、
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で、設計とは、ただ図面描いてるだけじゃなくて、笑
「確実な強度」
例えば材質SS400(鉄の種類)を使う場合強度の定義があって、
耐400N/m㎡(簡単に言うと引っ張りに対して400tまで耐えます)の構造用の鋼で、一般的にはバイクに使える強度なんでこれで大丈夫なんですが、S45Cってゆう鋼もあって、これもバイク部品に使ったりするんですが、
今回はでも溶接する箇所があって、S45Cだと溶接した際の熱で焼きが入って硬くはなるんですがその部分が脆くなるからじゃあ今回はSS400を使おう、SS400は焼き入っても硬くはならんし、みたいな、
一回休憩の写真、
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他には「コスト」
必要な形に対して無垢材から削り出すのは一番頭使わず済むんですが、お金もかかるので、
中空の部品ならパイプ材から造った方が良いのか、一般的なパイプは溶接ビードが裏側にあるので引抜鋼管から製作するか、とか、同じような強度の材料の場合どちらがより安く(製作費を抑えると値段的にもお客様にも還元できます)、
できるか、みたいな、
自分でできることはやるし、できないことは外注様に頼んで、とか、
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ほんで、「デザイン」、
カスタムバイクなんである種ここが結構重要で、
頑丈でも、ださかったら意味ないです、マジで!笑
強度とデザインの狭間が結構難しかったりします、バイクの場合クリアランスやサイズでだいぶ印象が変わります、
詰めていけばカッコよくなりますが、
実製作で手が入らなくなったり、整備性が悪いのもどうかと思うのでその辺も視野に入れながら、作っていきます、
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今はこんくらいですが、例えば従業員がいる工場の場合はなおかつ誰でも製作できる極力わかりやすい設計で、
工数が少なくて、とか、
製作手順を煮詰めたり、大きな工場はそれも大変だと思います、

そんなこんなで強度、コスト、デザイン、すべてにおいて納得したものをつくる過程にはいろんな人の手が入り、心がこもり、、、、考えること多い、マサキャパオーバーです、
自分で納得した上で設計、製作を進めていってもやはり出来上がるまでは不安で、
本当に自分にできるのだろうかってゆー感じです、やりますが、
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自分が一生懸命考えたモノなんで最終的にはめちゃめちゃ自信をもって世に出しますが、
この過程をもっと楽しめるくらいまで自分のレベルもあげたいなーとおもうと、
何歳になっても成長しようと思えばできるんだろーなーなんて人間的な悟りが見えそうになったりもします、
でもじゃあ今まで自分がやろうとしたことができなかったことあるかって言われるとなんだかんだやってきたとゆうのもあって多分できるだろーって思って何事もスタートしてます、
何事もまずやってみることが大事なのかもしれないですね、そっからちょっとずつ研鑽していくみたいな、
今回のアルミタンクも一回作り直したし、
たくみくんのW650の手曲げマフラーも幾度となくやり直したし、、、笑
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技術的にも人間的にもまだまだぺーぺーなんで自分でも不器用だなーっておもいながらやってます、
お付き合いしていただいてる方々には感謝です、
良いモノ作る為に現実逃避しながらブログ書きました笑、
良いモノ作るために頭使ってオーバーヒート気味ですが病んではないですよ、フローに入ってますね僕、
ガーターフォーク、運転の快適性に直結する部品なんでいままでで一番数値とか気にしながら製作してます、
そろそろ再び机に向かいます、



by 758ringyo | 2018-01-30 17:43 | W650 | Comments(0)
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